みちの記書房

読書ブログ

「三色ボールペンで読む日本語」斎藤孝著

以前に斉藤孝さんの本は何冊か読ませていただきました。なかでも「孤独のチカラ」は、当時の僕の心に響き、読み込んだ記憶が残っています。斎藤さんの著書の特徴と言えば、同時に数多くの文献を紹介されていることです。深堀するために本を辿って読んでみたこともありましたが、本を読む目的や本質を見失い、途中で読むのを止めてしまうこともしばしばでした。
そこで「三色ボールペンで読む日本語」という本書を手に取ったわけです。
アンダーラインを引いていくことで、著者の本から自分の本になるという視点が特に面白かったです。自分の本のコレクションを徐々に増やすことで自信にもなるでしょう。ただ、ボールペンでラインを引くという事に少々抵抗感がありました。後から消すことができないものですから、なぜこんな場所にアンダーラインを引いてしまったのかと気が気ではありません。
人それぞれ様々な状況に身を置きながらも、
自分らしく在ることは簡単なようで難しい課題です。自分は何者でどこへ行こうとしているのか。本書はそんな探求心を持った隠れた読書家に向けた応援エールそのものだと思いました。一度はこの本の技法を取り入れて、読書を楽しんでみるのも良いかと思います。

三色ボールペンで読む日本語 (角川文庫 さ 42-1)


 

記事一覧